看取り士とは 「看取り士」は、住み慣れた自宅やご本人が希望する場所で、自然で幸せな最期を迎えられるために、 旅立つ方の「心」「魂」に寄り添い、ご本人の思いや愛を受けとめ、 残った方に受け渡し、納棺前までの最期に寄り添う仕事です。 日本ではじめて「看取り士」となった柴田久美子のストーリー 日本ではじめての「看取り士」は一般社団法人 日本看取り士会 現会長の柴田久美子です。柴田の看取りの原点は小学校6年生の時に経験した父の死にあります。最後に手を握りしめ、「ありがとう。くんちゃん」と微笑んでくれた父。そこにいること、存在していることが何より喜ばしいと教えてくれた父。「人の死は感動であり、とても尊いもの」であること。死は怖いもの、忌むべきものではなく、亡くなった方から「命のバトン」を受け取ることができるということを教えられたと言います。 父の死の原体験と、「人生のたとえ99%は不幸だとしても、最期の1%がしあわせならば、その人の人生はしあわせなものに変わる(マザー・テレサ)」という言葉に出会い、すべての人々が愛されていると感じて旅立てる社会作りを志とし、活動を開始。都会の高級老人ホームに職を求めたものの、自分で自分の最後を決める自由がない現実に心を痛める。しあわせな死は病院のないところにあるように感じ、病院のない離島に行くことを決心。 1998年、人口600人の病院のない島根県隠岐の知夫里島に渡る。ホームペルパーの仕事を4年間した後、医療のない中で、看取られながら死にたいという方をお預かりする看取りの家「なごみの里」を立ち上げ。本人の望む自然死で、抱きしめて看取る実践を重ね、何十人もの看取りに携わる。看取りの場面は長い人生を終え、その生きる力を今度は次の世代のものに手渡すものであること。その場面は決して悲しい別れでなく、命のバトンを受け渡すことのできる、愛と喜びに満ちた瞬間であること。という確信を強めていく。 2010年に本土に拠点を移し、「看取り士」としての活動を開始。 東京大学名誉教授である上野千鶴子氏より、「あなたは看取り学を創り、学問で看取りを伝えなさい」と導きを得て、全国各地に看取り士が常駐する「看取りステーション」の立ち上げおよび見守りボランティア「エンゼルチーム」を構築。 2022年現在、全国1700名を超える看取り士が活躍中。旅立つ人の想いや愛、パワーを残った人に受け渡す「しあわせな死」のプロデュースをしている。 メディア紹介 新聞や雑誌など、多数の媒体でご紹介いただいております。 画像クリックで拡大 2021年6月26日 朝日新聞フロントランナー1「抱きしめて死に寄り添う①」 画像クリックで拡大 2021年6月26日 朝日新聞フロントランナー2「安心していのちのバトンを~」 画像クリックで拡大 2021年10月 週刊朝日「在宅ひとり死」をやり遂げる 画像クリックでPDFが開きます 2021年12月 プレシデント「看取り」入門 画像クリックで拡大 2022年1月 週刊朝日自費サービスで生活の質を上げる 画像クリックで拡大 2022年2月24日 東京新聞「最期は自宅で」コロナで増える依頼 書籍紹介 抱きしめておくりたい (2006年) 風のようによりそって (2006年) ありがとうの贈り物 (2013年) 「ありがとう」は祈りの言葉 (2014年) 幸せな旅立ちを約束します 看取り士 (2013年) 看取り士日記 (2014年) いのちの革命 (2014年) マザーテレサ夢の祈り (2017年) 私は、看取り士 (2018年) この国で死ぬということ (2019年) 幸せになるヒント (2019年) 大丈夫、あなたが一人でも (2021年) 関連リンク 看取り士のご依頼 所属看取り士のご紹介 カフェ看取りーと 看取り士養成講座